2016年1月
冠島・浅グリ周辺で、よく見られる魚
ハマチ/ブリ
ハマチは出世魚といわれるブリの若魚です。体長の大きさで呼び名が変わり、関西と関東でも呼び名が違っています。
35cm以下のものをツバス(関東でワカシ)・35cm~60cmのものをハマチ(関東でイナダ)60cm~80cmのものをメジロ(関東でワラサ)・80cm以上のものをブリと呼んでいます。
世界に15種、日本近海には6種いると言われている。ヒラマサ、カンパチなどの高級魚はブリ属の仲間。
ブリは九州周辺、南で産卵、孵化し、その稚魚は群れをなして北海道の南部にまで北上、北の豊富な餌をむさぼるように飽食したブリは、水温が下がる秋に南下を始め、能登半島には初冬から真冬に到達する。この南下の途中、いちばん脂ののった時期に漁獲されたものが『寒ブリ』と呼ばれるものです。
冠島・浅グリでは、夏前の少し水温の低い時期にハマチの群れが、多く見られます。運が良ければ、音海周辺でも・・・。
大きな群れに遭遇すると圧巻ですょ。
冠島・浅グリ周辺で、よく見られる魚
マダイ
沿岸や大陸棚の底を群れで泳いでいる。肉食性で歯とあごが頑丈なので甲殻類や貝殻などを豪快にバリバリとかみ砕く。また、小魚を捕食するマダイアタックなどえを見られれば、最高ですね。嗅覚と視覚が発達しているが、色盲なのです。また視覚は人の視力に例えると0.16だそうです。4〜6月に深みから沿岸に近づいて分離浮性卵を産む。産卵前のマダイは体の色が一層あざやかになり美しい。3年で30cm位に育ち、40年生きるといわれている。眼の縁と体の側面に青く光る斑点があるが死ぬと目立たなくなる。姿・色・味よく、昔から海の魚の王様で、どんな料理にも向いているが、祝儀魚として付加価値が高い。養殖や放流も盛んに行われているが、冠島・浅グリ周辺で観られるのは当然、天然物ですね。